保科先生

  • 2007/03/19(月) 23:11:27

24日の吹楽では保科洋先生の「風紋」原点版を演奏する。
そこで先生との想い出を少々。

1990年4月、シエナウインドオーケストラが産声をあげてからの数年間、私は保科先生の指揮のもと数多くの演奏会に出演した。
練馬文化センターでの「結成記念演奏会」、シエナが苦しい時に行なった「シエナウインドオーケストラ楽員による演奏会」、演奏会と講座が印象的だった「合歓の郷バンドクリニック」、全国各地への演奏旅行や吹奏楽指導ビデオの収録等々、想い出はたくさんある。
中でも東条町で行なわれた演奏会で先生の指揮でシエナをバックにソロを吹いた事、その時にプログラムにあった「風紋」を先生の指揮で演奏で来たことは特に忘れられない。

2002年、大阪での全国大会に先生が審査員でいらしたこと、コンクール終了後に温かいメッセージを頂いたことも嬉しい想い出だ。

昨年、福井の市民吹奏楽団にお邪魔する機会をいただいたが、そのバンドが保科先生と深いご縁が有ることを知る。
シエナで何度も演奏したことのある『吹奏楽の為の「ODE」』はこのバンドの委嘱作品だったのだ!
そして先生がご病気になられていたことも福井で知ることになった。
今はお元気だが大変な手術だったそうだ。

そんな訳で、今回「吹楽IV」に出演が決まった時、真っ先に保科先生の曲を取り上げようと思い立った。
そして先生に来校いただいて子供達に本物の「保科ワールド」を体験して欲しかった。
しかし行事の関係でその夢は実現しなかったが・・・。残念至極である。

本番が間近になった今日、保科先生に電話をした。
先生の作品を演奏させて頂くご報告とお礼をお伝えしたかったからだ。
そして私が本当は先生にお越しいただきたかったことを告げると、
「作曲者が指揮をしても自分がイメージしていること以上のことは出てこないものなんですよ。それより他の方が指揮された方が私が思いもよらなかったような素晴らしい音楽が出て来ます。私のことなど気にせず、中村さんが、ムツオさんが思う通りの演奏をしてください!」とおっしゃられた。
本当に有り難いお言葉に只々感激であった。

明日は卒業式。
一つ一つ行事が終わるごとに、我々がたくさんの人々に支えられて良い思いをさせて頂いていることを感じます。

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この記事に対するコメント

お言葉

おはようございます。お電話の中の言葉が温かくて、繰り返し読みました。私は 保科先生の事はあまり知りませんが 気持ちの大きな偉大な先生を想像しました。 思いどおりに!と伝えられた中村先生とのご関係も大変羨ましく思います。24日は お二人の会話を思い出しながら、温かく聴かせていただきます。

  • 投稿者: すず
  • 2007/03/20(火) 08:49:57
  • [編集]

はじめまして

運良く保科先生のレッスンを聞くことができたものですが、保科先生のお言葉で感動したことがあります。
[楽譜は作曲者からの手紙]
ということです。まさにこの言葉は心にジーンときました。
思いのつまった[手紙]を僕たちは読み取らなければ手紙は伝わることがないというと、胸が痛みます。これからも手紙を一つずつ大事にしていかなくては。
保科先生へ、いつまでお元気でいてください

  • 投稿者: たま
  • 2007/03/23(金) 00:28:11
  • [編集]

すずさん、たまさんへ

コメントを有り難うございます。
保科先生のお人柄にはお会いしたことのある人なら誰もが魅了されると思います。
作品にも如実に表れていますね。
昨夜の演奏会でも「風紋」の存在感はとても大きかったのではないでしょうか。
先生のご健康を願いつつ、これからも先生の作品を取り上げて行きたいと思います。

  • 投稿者: @部屋
  • 2007/03/25(日) 11:53:26
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