想い出のスコア
2007-01-23 Tue 22:14
今日は私の想い出のスコアを紹介する。
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これは私がまだ大学を卒業して間もない1992年の全日本吹奏楽コンクールの課題曲、田中賢作曲「ネレイデス」のスコア。

この年は吹奏楽の指導を始めて4年目だったが、それまでで一番行き詰まった年であった。
当時「自分が指導すれば全国大会なんて直ぐに出れるさ」などと本気で思っていた私は(思い込みが激しいので(笑))、3年間やってもやっても結果が出なくて焦っていた。

この年の春、ある学校でご一緒させて頂いた先生の指導法にとても感激・影響を受け、それまでの「気合い・根性」路線(笑)からの脱皮を模索していたのだ。

手垢で汚れたスコアの表紙には(今では当たり前だが)当時の自分にとっては大切だと思うことが細かく書かれている。
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恥ずかしながらその一節を紹介すると

*音楽にこだわりすぎると去年までと同じ結果になる。サウンドを第一に考えよう。
*音楽を気にしなければもっと冷静にサウンド・バランス・ハーモニー・アインザッツ等が聞きとれるはずである。
*あつくなってどなるより、冷静にもう一回を言えるようになろう。
*わりきろう。

何とも稚拙な文章だこと・・・(恥)。

当時はひたすら音楽ばかりを生徒に訴えていて、音やバランスを整えたりサウンドを豊かに響かせる術を知らなかった。
直ぐにキレて怒鳴り散らすばかりで今もだけど(笑)具体的な処方箋が出せていなかった。だから「やっておけ!」ではなく「もう一回!」と言うのが目標だったようだ。要するに「落ち着け!」ってこと(笑)。

最後の方に
*良くする方法を言う前に必ずどういう結果をこちらがもとめているかを子供たちに理解してもらうこと。なぜそう吹くのかを知ってもらう。ぜったい先回りしてはいけない。
とある。
生徒への一方通行を感じていたようだ。

こうして悩んだ結果、この年は奇跡的に初の全国大会出場を果たすことに。
このスコアを見ると、全国出場を決めた都大会の発表で、斉藤義夫先生と抱き合って嬉し泣きしたことを思い出す。
この後も紆余曲折ある訳だが、このスコアには何か「原点」見たいなものを感じるのだ。


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2007-01-26 Fri 16:21 | | #[ 内容変更]
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