諸行無常
←クリックしてくれると喜びます!!先日の北九州の仕事ではいつもの通り下関の実家に滞在した。
家族の話しで恐縮だが、2年前に母が糖尿病になってしまった。痩せて小さくなった母を見ているだけで心が痛む。
6月にも同じ仕事で帰省したが、その時初めて(還暦を過ぎた)母がオバさんからお婆さんになって行く様をまざまざと見せつけられ、かなりショックだった。母が祖母にそっくりになって行くことの驚愕は尋常ではなかった。
人は確実に年老いて行く。そう、自分だってもう直ぐ40じゃないか!
まさに諸行無常である。
日中に仕事をし、夜は自然に母と散歩に出掛けたり家族のことを話す時間となる。
今回初めて父方・母方両方の家系図に話題が及んだ。
昔の戸籍謄本には現代とは違う人間模様が垣間見られたよ。
僕はこれまで何となくしか分かっていなかったのだが、誰と誰がどう言う関係かを母から聞くに付け、小さい頃から慣れ親しんだ名前の人達と自分の血が繋がっていることの不思議さに思いが至った。
父方の祖母が亡くなって来年で20年。
母方の祖父は今年で14年、祖母は5年である。
僕の中で家族に対する想いが凄いスピードで変わって行っている気がする。
東京に帰る日に母が仏壇に向かって般若心経を唱えているのには驚いた。
何故なら我が家は無宗教だからである。
まだ空ではないが流暢に唱えているではないか!
きっと先祖を敬うことの大切さと拝むことでの心の平安を手に入れたのだろう。
自分もこの年で同じような感覚を持ち始めている。
と言う訳ではないが、本日、文藝春秋の季刊夏号「心の時代を生きる」(日本人と宗教)を購入した。
無宗教とは言え、自分の背景にある「宗教観」を知るには打ってつけの分かり易い文章ばかりである。
音楽と言うフィールドに生きる自分はもっと早い段階で宗教について考えるべきであったのかも知れない。
遅きに失した感もあるが、ようやくその段階に差し掛かったと思えば有り難いとも思えるのではないか。
「生き方」すなわち「音楽」である。
自分の知らない世界へ想いを寄せること、先祖へ感謝することなど、現代に(都会に)生きる自分にとってこれから必要になることだと思うなあ。

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